とくにやることがない

やったことの記録

河出文庫の『シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー』を読んだ感想

 シモーヌ・ヴェイユの著作読んだことなくて気になったのでこちらのアンソロジーを。

  • グリム童話』における六羽の白鳥の物語
  • 美と善
  • 工場生活の経験
  • イーリアス』、あるいは力の詩篇
  • 奴隷的でない労働の第一条件
  • 神への愛と不幸
  • 人格と聖なるもの

 シモーヌ・ヴェイユは34歳で亡くなっているようです。文章が若いなと思ったらほんとに若い人が書いた文章だったという感じでした。内容としてはそんなに大したものではなかったです。夭折の女性哲学者ってことでインパクトあるし取り上げやすいんでしょうか? 別に悪いものではないけど、過大評価かなという印象でした。この本は読みやすいから難しい哲学書読めないって人は読んでみるといいかも。哲学的な内容の部分はいいんですが、「キリスト」がどうのこうのって文章はなんかちょっと退屈だったかも。キリスト教文化圏の人たちに受けがいいのかな?